過去の自分を振り返ってみると、ものが多くて損をしていたなと感じます。
ものが多いと何がそんなに損をするの?と思う方もいるかもしれません。
わたし自身ものが多かったときに、損しているなと実感することはありませんでした。
しかし【ものや家事は減らして、自由に生きる】ようになり、ものが減ってくると以前よりも得をしているなと実感することが増えました。
ミニマリスト歴9年のわたしが感じる、ものが多いと損することを体験談を踏まえて紹介していきます。
損すること①〜お金がない〜
『お金がない』というと極端な表現かもしれませんが、ものが多いころは貯金ができていませんでした。
支出の洗い出しができず、お金が貯まらなかったのですよね…
ミニマリストになり、自分の持つものひとつひとつを厳選するようになりました。
身につけるものや部屋にあるもの全てを吟味して、自分にとって最高のものを選べるようになったので無駄遣いが減りました。
ものを買うときの基準が『シンプルで飽きがこない、長く使えるものか』なので、これでいいと妥協することがなくなり支出を減らすことができたと思います。
お金がない理由と体験談
大学時代は、毎シーズン流行りの服を買ったり飲み会代などにお金を使っていました。
ものが多いときの家があまり好きではなかったので、休みは出歩くことがほとんどで外出費も相当かかっていたと思います。
①服代
女性の洋服代の年間平均額が33,169円※に対して、1着を着回す私の服代は年間約12,000円。
毎年流行りに合わせて買う服代、クリーニング代やメンテナンス費用も服の数が少ない現在はかかりません。
※総務省2022年家計調査より
②家賃
モノを減らすことで1部屋少ない家に住むこともできます。
部屋数を減らすことができれば、家賃を月に5,000円〜10,000円ほど減らすこともできるかもしれません。
③カーペット・家具代
カーペットや家具はそもそも所有していないため、買い替えの費用がかかりません。
掃除や洗う時間もかからないので無駄な時間もかかりません。
④食費
我が家では1週間以内に確実に食べるものだけを買うようにしています。
冷蔵庫やパントリーにある食材を把握できる量にすることで、傷んだり期限切れで捨ててしまうといった無駄を減らせます。
⑤外食費
常に家が片付いていて好きなものしかない空間になり、家で過ごす時間が好きになりました。
必然的に、外食する回数も減り節約につながります。
⑥収納代
洋服ダンスなど大きな収納は、価格も占有する体積も大きくなります。
収納を買い足すのではなく、中身を減らせないかを検討します。
ものが多いと自分の持ち物の管理もできず、何にどのくらいのお金を使っているか把握できていませんでした。
損すること②〜判断が遅い〜
ひとは1日に35,000回も決断すると言われています。
ものが多いと決断することも多く、その結果判断が遅くなると思っています。
私は、決断の数を減らすために、行動をルーティン化しています。
私は服選びにそこまで関心がないため、着る服をルーティン化しました。
服選びにかける決断の数や消耗するエネルギーを減らしています。
判断が遅い理由と体験談
大学時代は毎日違う服を着ないといけないと思っていました。
服はどれにしよう…バッグはどれにしよう…靴はどれにしよう…と毎日コーディネートに悩み、判断に時間がかかっていました。
ミニマリストになった今では、自分の持ち物も数を絞って決断のエネルギーを他に回すようにしています。
1着で過ごすのは難しいという人でも、服装のバリエーションを確立すれば毎日何を着るか悩むことがなくなります。
1日の中での決断の数を減らすことで、大切なことの判断をすぐできるよう気をつけています。
損すること③〜フットワークが重い〜
ものが多いとフットワークが重くなります。
家の掃除ひとつとってもそうですし、旅行に行ったときや家を引っ越そうと思ったときに少し躊躇してしまうのではないかなと思います。
フットワークが重い理由と体験談
例えば旅行など、ものが多かったら楽しめないなと感じます。
ものが多いと荷物が重くなり、せっかく旅行に行ったとしても一刻も早くホテルで休みたいと思ってしまうことに。
また、普段の生活でも、ものが多いと掃除をこまめにやろうという気になれないので、掃除をするまでのフットワークが重くなります。
先日我が家は引っ越しをしたのですが、とても身軽に引っ越しができました。
荷造りや荷解きも最低限の時間で終わることができました。
今では好きなときに好きな場所で好きな仕事をする、という目標が達成できて自由に生きられるようになりました。
ものが少ないから身軽に好きなところへ行けるし余計なことを考えず未来の計画を立てることに時間を使えるようになりました!
損すること④〜他人軸になる〜
ものが多いときは、人の目を気にすることが多かったなと感じます。
本当の自分と見せたい自分に乖離がありました。
他人軸になる理由と体験談
大学時代のわたしは、自分が気に入っているからという理由ではなく、流行っているものや友達に褒められそうという基準でものを選んでいたと思います。
永遠に承認欲求を満たすためのものを選ぶといった、他人軸で選ぶスパイラルにはまっていました。
服を褒められると一瞬うれしいけど、自分自身を認められているわけではないので虚しかったです。
自分が本当は何を好きなのか考える時間もなく、完全に他人軸で生きていたなと思います。
ものを減らした今は自分と向き合える時間も多くなって、なんでも自分軸で決断できるようになりました。
結果的に、自分を大切にできているなと思います!
損すること⑤〜育児でイライラする〜
育児は思い通りにいかないことがほとんどですよね…
今の我が家はものが少ない生活をしていて、育児も楽にできている方だとは思っています。
仮に今の倍のものがあったらと思うと想像がつきません…
育児でイライラする理由と体験談
わたしは子どもが生まれた当時、ものにかける時間や片付ける時間がどんどん増えていき余裕が持てませんでした。
自分の大切にしたい時間が取れなくなり、気持ち面でイライラしてしまうこともあったなと思います。
ライフサイクルの変化に合わせて、不要な家事を見直し余裕を持つことができました。
今では子どもがどんなに部屋を散らかしても、子どものおもちゃ以外の不要なものを置いていないので5分で片付けることができます!
常に気持ちのいい状態で過ごせるようになりました。
視界に余計なものがないのが当たり前なので、余計な雑事にも追われずご機嫌で過ごせているなと感じています。
損すること⑥〜時間がない〜
ものが多いと探し物や片付けといった家事の時間が多くかかります。
無駄な時間がかかるため、自分の大切にしたい時間が削られていってしまうのはもったいないですよね。
時間がない理由と体験談
わたしは子どもとの時間や自分時間を大切にしたいと思っています。
慣れない育児で一日が一瞬で終わることに気づき、家事は手を抜くことにしました。
わたしが手を抜くことにした家事は6つあります。
- 皿洗い→食洗機
- 掃除機→ルンバ
- 毎回手作り→ベビーフードや一部作り置きサービスの利用
- 洗濯物を干す→毎回乾燥機をかける
- お風呂を丁寧に洗う→平日は簡単に済ませる
- 週末掃除→こまめに掃除
やりたくない家事を減らすことで、時間を捻出できるようになったと思います。
子どもとの時間を大切にできているのは、ものや家事を最低限にしたからです!
損すること⑦〜自分を大切にできない〜
自分を必要以上に良く見せようとしていた頃は、自分のことを大切にできていなかったなと思います。
本当の自分と見せたい自分に差があり、そのギャップに虚しさを感じる自分がいました。
自分を大切にできない理由と体験談
ものが多いころは、自分を大きく見せようとすることに必死だったなと思います。
自分を大切にできないということはどんどん自分を傷つけてしまいます…
ミニマリストになり、価値観が合わない人と無理して付き合うことをやめました。
自分が一緒にいたい人や素でいられる人としか過ごすようになり、1日の中で楽しい時間がとても多くなりました。
まとめ
振り返ってみると、ものが多いころは損しているなということが多かったと感じます。
ミニマリストになり、ものや家事を最低限まで減らし自由に生きることができるようになりました。
自分と向き合う時間ができたことで、自分が本当に大切にしたいことを考えられるようになりました。
ものを減らしたいけどなかなか踏み出せないという方は、ものが多いと損すること7選を参考にしてものを減らすきっかけになったら嬉しいです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!